子どもの虐待の現状とその原因(親の要因・子どもの要因・社会要因)を説明します。これらの原因は親である個人の努力では取り除くことは難しく、また専門職による支援だけでも取り除くことは難しいです。地域の人々が子育てに関心をもち、親の感じている負担感を共有し支援の手を差し伸べることが大切です。我々の研究室で行った地域問題解決手法のコミュニテイ・ミーテイングを紹介します。また地域の中で多く行われている「子育て広場」の継続要因についても報告し、子育て支援の輪が地域に広がる方法について一緒に考えたいです。
近年、育児はいまだ母親に集中し、母親に子育ての相談する相手がいない状況です。 コミュニテイ・ミティングという地域での問題解決手法を紹介し、この手法により子育て支援の輪が広がった事例について報告します。そこで、地域の人々が親子に遊ぶ場を提供することで絆が形成される「子育て広場」に着目しました。この広場は立ち上げても継続が難しいとされているので、継続要因を明らかにしました。 このようなことから、地域での子育て支援の輪を広げ子ども虐待が少しでも減る社会をめざします。