人混みにおける心理的ストレスがもたらす歩行特性に関する考察
プロジェクト担当 : 渡辺祐奈 "まちを歩く"ことは、私たちに活気やエネルギーを与えてくれることもあれば、どんよりとした気だるさやイライラ感をもたらすこともある。本研究では、人通りの多い都市空間において心理的ストレスが歩行行為にもたらす作用を明らかにする。パーソナル空間という概念が示す通り人通りの多い都市空間では人々は一定程度のストレスを感じているという前提に立ち、こうした心理状態が人々の歩行行為にどのような影響を及ぼしているのか、そして人々はまちという外的環境と自身の心理状態という内的環境に適応するためにどのような術を持ち併せているのか、この2点について考察する。