知的所産である書籍は、人類が知識や知恵を共有し、新たな知見を得て社会や文化の発展を遂げる上で中核的な役割を担ってきました。電子書籍が普及し紙媒体の書籍に寄らずとも本を読むことができるようになっている現在においても、紙やページの質感、厚みや重み、装丁のデザインなど、中身の情報以外の要素が、書籍の存在意義において重要な位置を占めています。
ORF2013の開催テーマである「創のbazaar」は、様々な知的活動が一つの場所に集まるという意味合いを持っていることから、SFCの教員の知的活動の具体的成果の現れである書籍を展示することで、SFCにおける教育研究活動の一端を垣間見ることができる企画です。そして、書籍を媒介として、多彩な参加者のつながりを形成して、社会を変える実践知を創造できればと願っています。
会場では、SFCの教員、学生が執筆、翻訳、監修などをした書籍約150点を展示すると共に、書籍にまつわるトークも以下のスケジュールで実施します。