著書展示企画趣旨

知的所産である書籍は、人類が知識や知恵を共有し、新たな知見を得て社会や文化の発展を遂げる上で中核的な役割を担ってきました。電子書籍が普及し紙媒体の書籍に寄らずとも本を読むことができるようになっている現在においても、紙やページの質感、厚みや重み、装丁のデザインなど、中身の情報以外の要素が、書籍の存在意義において重要な位置を占めています。

ORF2013の開催テーマである「創のbazaar」は、様々な知的活動が一つの場所に集まるという意味合いを持っていることから、SFCの教員の知的活動の具体的成果の現れである書籍を展示することで、SFCにおける教育研究活動の一端を垣間見ることができる企画です。そして、書籍を媒介として、多彩な参加者のつながりを形成して、社会を変える実践知を創造できればと願っています。

会場では、SFCの教員、学生が執筆、翻訳、監修などをした書籍約150点を展示すると共に、書籍にまつわるトークも以下のスケジュールで実施します。

11月22日(金) ホール B1F [openA]

12:30 ~ 13:15
R-01 政策と人間のあいだから考える『コミュニティヘルスのある社会へ』
「『つながり』が生み出す『いのち』の輪」
『近代日本の官僚―維新官僚から学歴エリートへ』

秋山美紀  環境情報学部 准教授
清水唯一朗 総合政策学部 准教授

17:00 ~ 17:30
R-02 「パターン・ランゲージ:創造的な未来をつくるための言語」

井庭崇   総合政策学部 准教授
古川園智樹 環境情報学部 講師(非常勤)
仲田未佳  総合政策学部 学部生
瀬下翔太  環境情報学部 学部生

11月23日(土・祝) ホール B1F [openA]

10:30 ~ 11:00
R-03 漢方の魅力

渡辺賢治  環境情報学部 教授

11:15 ~ 11:45
R-04 Access to Materials - 素材からのデザインとインタラクション

脇田玲   環境情報学部 准教授