萩野達也・服部隆志研究室では、現代社会のあらゆる問題を技術を利用して解決するためにソフトウェアシステムの研究・開発を行なっています。 本展示では学生が主導して進めている、個人の身近な問題から大学やキャンパスにおける問題、さらには社会や生活が抱える問題まで、幅広い問題を技術によって解決し良い社会を作るための研究を紹介します。
近年、日本の教育においてプログラミングが重視されるようになったが、一方で初学者にとっては学習が難しすぎる点や、指導する側の負担が大きいことが指摘されている。本研究ではオンラインジャッジシステムの要素を取り入れ、問題を解くことによる段階的な学習を可能にするとともに、指導者と学習者がコミュニケーションを取りやすいようなシステムの研究・開発を行う。また将来的には弊学のプログラミング科目で用いることを目指している。
コンピュータ将棋(将棋AI)の実力が人類を超えたとされ、コンピュータ将棋の開発も活性化しているが、コンピュータ将棋を用いた人間のための学習手段はあまり開拓されていない。本研究では次の一手問題と呼ばれる人間の学習のための課題を対象とし、棋譜から学習者にとって適切な難易度・学習効果を持つ問題の抽出手法を検討する。