E58展示

ゲノム解析が切り開く新時代

出展団体代表者 : 荒川和晴 (環境情報学部)
  • 3.すべての人に健康と福祉を
  • 4.質の高い教育をみんなに
  • 9.産業と技術革新の基盤をつくろう
東京ミッドタウン・イーストB1F ホールA
ブースNo.E58

本展示では荒川研究会で取り組んでいる以下の3つのプロジェクトを紹介する。 1.人工クモ糸による産業素材革命 2.極限環境生物クマムシの耐性メカニズムの解明 3.パーソナルゲノムが拓く新時代 1と2は国際的な共同研究の中進めており、既に世界的に広く認知されているが、新しく志を持って共に新しい持続可能な素材に溢れる未来を実現したり、『生命とは何か』という問いに挑戦する仲間に出会うきっかけになることを期待する。3についてはより多くの人に最先端の講義がSFCならば受講できることを周知したい。

夢の素材「クモ糸」デザイン原理の探索

プロジェクト担当 : 荒川和晴

クモ糸は強度と伸縮性を兼ねそろえており、その強靭さや再生可能性から、次世代の超高機能タンパク素材として注目されています。このクモ糸の高機能発現メカニズムを明らかにし、そのデザイン原理を人工クモ糸開発に活かすため、我々は世界中から集めた1,000種類のクモの遺伝情報解析と、それぞれのクモ糸の物性解析を進めています。

http://bioinformatician.org/glab/

宇宙でも生存可能な脅威の生物「クマムシ」の謎に迫る

プロジェクト担当 : 荒川和晴

クマムシは体長0.3mm程度の小さな生物で、苔の中などで生活しています。のしのしと歩く様から名付けられたこの生物のうち、陸に住むものの多くは周囲が乾燥すると樽型に身を縮め「乾眠」に入ります。この状態のクマムシは絶対零度の超低温から100度程度の高温、真空、超高圧、 放射線への暴露などに耐える驚異的な能力を持っています。私達はこのクマムシの極限環境耐性メカニズムを明らかにすることを目的としています。

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パーソナルゲノムが拓く新時代

プロジェクト担当 : 荒川和晴

研究用途では、既に僅か$1,000で個人の全ゲノム情報を解読できるようになってきています。「パーソナルゲノム」によって、私たちは自分たちの病気のリスクを事前に知ることができ、病気になる前に予防したり、創薬や治療に結びつけたりできる可能性があります。数年後に確実に到来するこのパーソナルゲノム革命に向けて、我々は冨田勝所長個人の全ゲノムを解読し、これを教育利用ができるように実名で公開しました。

http://bioinformatician.org/glab/

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