近年、ユビキタスコンピューティングの発展により交通システム、健康管理システム、家事サービスや都市環境アーキテクチャなど私たちの生活のあらゆる場面においてICTテクノロジが深く浸透しています。さらに、ユーザの感情や気分に注目したAffective Computingという分野にも注目が集まっています。本展示では、人間生活の身体的、精神的、そして社会的側面におけるWell-beingに貢献するコンピューティングの実現を目指した各種技術や研究活用例を発表します。
慶應義塾大学SFC研究所『地域IoTと情報力コンソーシアム』では、地域全体をくまなく密に網羅するIoT『地域IoT』技術と、それを用いて生産される情報が人の行動に及ぼす力『情報力』に関する研究を実証的に推進する産官学連携研究プロジェクトです。街のあらゆる情報をセンシングする技術や、先端的な機械学習技術・データ分析技術、HCI技術等を応用し、スマートホーム、スマートモビリティ、スマートスペース等の多様な分野において、情報の力を活用したサービスを創出します。
〜みんなが夢見た空想科学(Science Fiction)都市〜私たちは、そこに住んだり滞在したりするだけで、住民・自治体や企業等様々なステークホルダの生産する高付加価値情報により、その人の生活の質(QoL)を向上させてくれる街や都市「スマートシティ」の実現を目指しています。システムの観点、人の観点、ビジネスの観点など、多様な視点に基づいた研究開発を進め、複数の国内・国際プロジェクトと連携し、実際の自治体(藤沢市など)の協力のもと、実践的な技術開発を進めています。