建築情報学に基づき活動している13のプロジェクト を例に、それらを7つの情報技術の領域から捉え、建築情報学が技術の複合により価値を創造することを示します。そして、これらの技術が、エネルギー問題や災害対策、国際社会などの環境問題に直面する社会に貢献する可能性を含んでいることを明らかにし、デジタル技術全般の動向が示す大きなパラダイムシフトとして地球社会と建築技術の関係性について理解して頂ける展示となっています。
建築の生産性向上と建築の新しい価値・性能追求を同時に実現可能にすることで、現在日本の建築・建設業界が抱える諸問題を解決すると期待されるイノベーションである「『工業化建築システム』から『情報化建築システム』への転換」を構成する主要要素の一つです。 具体的には、新しい幾何学を持つ建築に対応する「非規格化工法」の生産性を向上させ、その実現可能性を高めることを目的とした建築施工の情報化と、それを軸に「設計」「生産」「施工」を連携させるシステムの構築を目指しています。