今、物理空間と情報空間の融合の時代が到来しています。物理空間のあらゆる場所と移動体をセンシングし、仮想空間のクラウドに蓄積、解析、視覚化され、再び物理空間に戻され、意思決定と人間行動を支援することができます。このような仮想世界と物理世界を融合したものはCyber and Physical Systems (CPS)といい、地理空間上に展開されるものはGeoCPSと呼びます。本展示はGeoCPSプラットフォームとして開発したTANGIBLE GISを展示します。
本展示はGeoCPSプラットフォームとして開発したTANGIBLE GISを展示します。カルフォルニア大学デービス校が開発した拡張現実サンドボックスシステムを改良し、温熱センサを取り付け、土地条件(地形)、水理条件(降雨流出)、温熱条件(地表面の放射特性)をインタラクティブに考えるデモを行います。また物体検出の技術を取り入れ、実際の都市模型上でバス停や店舗までのアクセスを検討するデモも行います。都市づくりに携わる住民と企業と行政が共に考えるプラットフォームとして活躍することを期待しています。