秦野プロジェクトでは、神奈川県秦野市にある棚田を対象に様々な調査を行っています。2017年、18年前半と昆虫と哺乳類を中心にした生物種の調査、及び棚田を一つのフィールドとした環境教育の実践を中心に活動しました。 直接的な採集や自動カメラの設置など多岐にわたる方法で継続的な調査を重ねたほか、教育の場としての活用を試みることで豊かな自然を残す棚田の保全に取り組んでいます。 またNPO法人丹沢ドン会とタッグを組み、神奈川ではなかなか見ることのできない伝統的な里山風景を守っていく活動にもつなげています。
近年、全国的に野生鳥獣による獣害が深刻化しています。神奈川県小田原市においてもイノシシ・サルによる農作物被害が確認されており、特に小田原の特産品である柑橘類の被害が深刻です。本プロジェクトは、小田原市の住民・農家・環境市民団体が地域ぐるみで効果的な獣害対策を行い、小田原市における獣害被害(イノシシ・サル)を減少させることを目的としています。また、イノシシを捕獲する際にわなオーナー制度を導入し、獣害被害対策を支援しながら小田原地域の中で経済効果を生む仕組みを提案・実施します。
川崎市内に位置する小学校において、池型のビオトープやプールなど学校内の敷地とチョウ類・トンボ類などの身近な昆虫類を題材とした、およそ半年間に渡る環境教育プログラムの提案および実施を行っている。このプロジェクトでは、対象となる小学5年生3クラスの児童の生物を尊重する心や自然環境への興味関心などを養うことを目的としている。