鹿児島県屋久島町にある口永良部島は現在人口約110人の離島です。私達はその島の自然や、人々の営みの中に都市部が失いつつある“豊かさ”を実感し、教育と建築の両分野から地域の主体性を損なわない地域主導の地域活性モデルの構築を目指し、島民との関係性構築を土台に活動を進めています。
本プロジェクトは、アフリカ中西部に位置するコンゴ民主共和国を活動拠点とし、首都キンシャサ市郊外のキンボンド地区で小学校を建設・運営するものです。2008年からはじまり、今年で9年目を迎えるこのプロジェクトは、ACADEX小学校に限らず、現地の国立教員大学やプロテスタント系大学院などにもフィールドを広げています。教育分野の長谷部葉子研究室と建築分野の小林博人研究会、そして医療分野のアフリカ医療研究会の3分野が協働し、夏季には実際に渡航し現地で活動を行っています。
私たちGlocal English Project(旧New York Project)は地域に根ざした公立中学校にグローバルな視点を導入するべく英語を使ったワークショップを行っています。現在は都内の公立中学校を拠点とし、学校の教科ではなくコミュニケーションツールとしての英語の習得や異文化交流を目指し日々フィールドワークに励んでいます。
「日常から生まれる域学連携の実現」をビジョンとして掲げ、SFCの所在する神奈川県藤沢市遠藤の方々とSFC生との交流を通して、地域と大学の持続可能なコミュニティを作ることを目的に2015年から活動しています。私たちはその遠藤地区最大の魅力の食を切り口に地域と大学の連携を模索しています。遠藤地区民生員児童委員協議会の会議に参加しつつ、お雑煮やたけのこの食イベントを地域の方々と開催したり、遠藤の夏祭りに共同で出店したりしてきました。今後は教育など大学が地域に貢献できる観点からも関わっていくつもりです。
教育を切り口とした地域活性をテーマに長野県木曽郡木曽町開田高原をフィールドに活動しています。学校や行政、地域の方々と協力体制を作りながら、信州型コミュニティスクールの一環として、生徒の多様な学びの一端を担うことを目指しています。地域の中学生を対象に留学生や海外の同世代との異文化交流を通し自文化への理解を深めるワークショップを行っています。私たちは、アクティブラーニングを「自分で考えて能動的に行動すること」と定義し、多様な人がお互いに働きかけ、能動的に学んでいくプロジェクトとして活動しています。