ロボットは一台で万能というわけではありません。複雑なタスクを達成するためには、異なるロボット同士やサービスがアドホックに連携して行動する必要があります。私たちの研究室では、ヘテロジニアスなロボット間連携・協調動作を実現するアーキテクチャのデザインと実装を行なっています。ブースでは、ARを用いて仮想的にIoT化されたモノが、モノ自身が持つアフォーダンスに合わせてユーザの健康管理のための情報提示を行うデモンストレーションを行います。
ロボットが人と深く関わっていくには、ロボットが社交性を持つことが必要不可欠です、私たちの研究室では、特に情動を含む周囲と相手の状況を正しく理解した上での、多対多のHRインタラクションの実現手法を提案しています。ブースでは、遠隔地で人のアバターとして動くロボットが、ユーザの顔を写した動画に漫画的な表現を加え、ただのビデオチャットより感情豊かなテレコミュニケーションシステムのデモンストレーションをします。
次世代ロボットサービスにおけるロボットのデザインは、単に外見だけではなく、ロボットが振る舞いを決めるための内面部分も対象となります。私たちの研究室は、ロボットの内面、すなわちロボットの個性やパーソナリティと呼ばれるものをどのようにデザインすべきかを研究しています。ブースでは、性格が情動の遷移傾向として表現されたロボットのデモンストレーションを行います。より自然でユーザに愛着を持たれやすいロボットの性格形成を体験いただけます。