A57

ソーシャル・ファブリケーション・ラボ

出展団体代表者 : 田中浩也(環境情報学部)
    • 東京ミッドタウン・イーストB1Fホール
  • A57

ソーシャル・ファブリケーションの応用デザイン(看護・介護)

プロジェクト担当 : 吉岡純希看護分野におけるデジタルファブリケーションの実践 Fab Nurseプロジェクトでは、高齢化に合わせて需要の高まる在宅看護を中心としたケア環境を対象に、ひとりひとりに合わせた質の高いケアの提供をめざして、デジタルファブリケーションを用いた低コストかつ自由度の高いものづくりの手法を開発しています。看護を学ぶ学生や看護師をはじめとした医療スタッフなど多様な関係者と協働しながら、個人の生活を支える自助具やケアのためのツール、看護教材などの製作に取り組んできました。また、人体の形状や住環境に適応するための技術開発も並行して展開しています。

http://fabnurse.org/

ソーシャル・ファブリケーションを支える新技術(ソフトウェアとモデリング)

プロジェクト担当 : 守矢拓海本プロジェクトでは、ソフトウェアの視点からデジタルファブリケーションにしかできない、3Dモデルの新しい表現方法について研究を行っています。具体的には、ボクセルやG-codeを編集することで内部構造・メタマテリアルの設計を可能にするソフトウェア、生物の成長過程を取り入れた4Dモデリングツールを開発しています。さらには、様々なスキルやバックグラウンドを持つ人たちが絡み合うことによって生まれるソーシャルなものづくりを支援するためのソフトウェアも開発しています。ORF2017ではこれらソフトウェアのデモを行います。

ソーシャル・ファブリケーションを支える新技術(ハードウェアとマテリアル)

プロジェクト担当 : 田岡菜本プロジェクトではデジタルファブリケーションの新技術とそれに伴う新たな表現方法をハードウェア・ソフトウェア両方の視点から研究しています。具体的には3Dプリント中にG-Codeを変更し、造形物のテクスチャーに凹凸をつける試みや形状記憶の性質を持った3Dプリンタ用フィラメントを用いた表現などを研究しています。

ソーシャル・ファブリケーションの応用デザイン(建築・都市)

プロジェクト担当 : 立川博行人口減少が進んだ2033年の日本では、住宅の3軒に1軒は空き家になると予想されている(『未来の年表』より)。依頼人・設計者・施工者からなる新築フローや従来のDIYだけでは、建築産業が都市を豊かに彩るのは一段と難しくなるだろう。大型3Dプリンタや自作型工作機械を用いることで緻密なデザインの製造ノウハウをプロでもアマチュアでもないユーザーが獲得することができる。私たちはガラス窓や瓦といった、周辺環境と細やかに応答可能なスケールを持つ建築エレメントに注目して現代的な減築・用途転用・雑居ビルの屋上などの新しいタイプの都市の隙間に対し更新する。

その他の展示 Other Exhibition