SODA: オープン・スマートシティを実現するソーシャル・ビッグデータ利活用・還流基盤
プロジェクト担当 : 徳田英幸
多種多様なセンサ等が生成する膨大なデータを、多数のサービスが同時に消費するソーシャル・ビッグデータ環境において、データをオープンな通信プロトコルで流通させ、データの融合や保護、増幅に加えて未来推定や学習分析等の計算処理を複合適用して高度な解析・統合を可能とし、かつ、データそのものの品質、時間、および空間を指定して実空間事象の高度な再現と未来事象の可視化を可能とする、ソーシャル・ビッグデータ利活用・還流基盤を構築し、様々なサービスによりリアルタイム都市マネジメントを実現します。
クラウドシステムのためのディペンダビリティ管理手法に関する研究
プロジェクト担当 : 中澤仁
クラウドシステムは多数のサーバやネットワーク機器、ディスクアレイ等によって構成される複雑なシステムであり、それに多種多様なステークホルダが依存して様々なサービス提供を行います。本研究では、クラウドシステムのディペンダビリティ要件について、ゴール設定と細分化を行い、その証明に必要となるエビデンスを決定した上で、それらをD-Caseとして記述し実行可能とします。
スマートシティにおけるソーシャルイベントの検出と分類
プロジェクト担当 : 中澤仁
都市への人口集中とともに、都市内で発生する多様な出来事(イベント)を認識し、多様なサービス(ナビゲーション・推薦・効率化)の構築が求められています。本研究では、ソーシャル・ネットワークに投稿された多様な種類のデータとソーシャルグラフを解析することで、イベントの検出および分類を可能とするシステムを構築します。また、検知・分類されたイベントを可視化するユーザインタフェースを構築し、本研究の有用性を検証します。
見守りシステム
プロジェクト担当 : 佐々木航
近年、日本国内では少子高齢化が進み、コミュニティ内でのコミュニケーションの減少や、住居老人の孤独死などが大きな問題となっています。また、ライフログを用いることによって多くの高齢者見守りシステムが提案されてきました。しかし、カメラやセンサを用いることで高齢者を監視し、プライバシーの侵害を犯す危険性が問題となっています。そこで、本研究では高齢者参加型の見守りシステムである鵠沼ハッピーボードを提案し、実際のコミュニティで実証実験を行うことで高齢者参加型の見守りシステムの可能性について検証しました。
えがおっち
プロジェクト担当 : 佐々木航
笑顔を形成することでユーザの内部状態を向上することは様々な研究で知られています。そこで、我々は笑顔形成を助長させることを目的としたアプリケーション「えがおっち」を提案します。「えがおっち」は笑顔写真共有型キャラクター育成ゲームとなっており、特徴は主に以下の2点です。1.自分の笑顔写真を撮影することで育成可能です。2.共有された自分の笑顔写真に反応した友人の笑顔度によって、その相手の写真から特徴量を計算し、キャラクターの顔がその友人の顔に近づく「進化」が行われます。
MyTime, タイムマネジメントの促進を目的としたアプリケーション使用時間自動記録システム
プロジェクト担当 : 小出粋玄
タイムマネジメントを促すために、自分が何に、どこで、どれだけ時間をかけたのかを自動的に記録し、分析・活用につなげるシステム“MyTime”を提案する。
Vtre: VRを用いた運動促進システム
プロジェクト担当 : 石川伶
運動は長期的に行わなければその成果は現れず、そのためには運動のモチベーションを継続させることが重要です。そこで私たちは、ジムでの運動とVRゲームを融合したシステム「Vtre」を提案し、ユーザの運動に対するモチベーションを上げることを目的とします。本システムは、運動がリアルタイムでゲームに反映されます。例えば、腕で重りを引くと、重りの重さ・引く速さによって、ゲーム内ではボートが進んでいきます。そして、ゲーム内にランキングを取り入れることによる競争心から、さらなるモチベーションの上昇を期待します。