“ほっとする”こと
プロジェクト担当 : 金淵藍子
“ほっとする”時間をもつことは、頑張る力を蓄えたり、一旦気持ちをリセットしたり、普段の生活で自分をコントロールしたり…そういうことに役立つのではないかと考え、大学生に“ほっとする”についてインタビューを行っています。人それぞれの、様々な“ほっとする”を集め、それによって自分のほっとする時間の確保を意識できたり、他者にほっとした気持ちになってもらったりするための助けになるものを最終的に作りたいと思っています。
“まち”の喪失
プロジェクト担当 : 丹藤志織
東日本大震災以降、変わってしまった福島。視覚的には何も変わっていないはずなのに、以前とは違う“まち”。“まち”を見ると測定器が設置され、放射線量が天気とともに予報され、汚染による不安や恐怖が日常に埋もれていってしまっています。人々の町に対する内的な喪失の消化方法について考えています。
ジェンダーアイデンティティと自尊感情
プロジェクト担当 : 渡邊大生
LGBTに関する問題が多く扱われている現代社会において、性のあり方はますます多様化していくだろう。若者たちが「男らしさ」「女らしさ」にどのような認識を持ち、人々の心理や行動にどのような影響をもたらしているのか。アンケートやインタビューをもとに「男らしさ」「女らしさ」の観点から、自尊感情への影響や依存傾向など心の内的な問題について考察していきます。
映画俳優という存在“彼らはどう人々の心を掴むのか?”
プロジェクト担当 : 別府佑衣
なぜ今、菅田将暉は人気なのでしょうか?なぜ昭和の俳優といえば、高倉健なのでしょうか?性別や年代を問わず、TwitterやInstagramなどのSNSで、お気に入りの俳優をフォローしている人がたくさんいます。他にも毎週違うゲストが選ばれるバラエティ、ドキュメンタリー番組などで、彼らの新しい面を知ることが出来ます。SNSやテレビがない時代の映画俳優と、現代の映画俳優に求められるものは全く異なります。社会情勢や技術の変化等の影響を踏まえ、その時代の映画俳優という存在について、“彼らはどう人々の心を掴むのか?”という視点から考えます。
“普通”を問い直す
プロジェクト担当 : 佐藤由衣
“普通”の人、と聞いてあなたはどのような人を思い浮かべますか?
“普通”という言葉は本来の意味を超えて“普通”に美味しかった、“普通”にかっこよかった等、日常で頻繁に使用されるものとなりました。しかし、“普通”に含まれた意味に関しては曖昧な部分を多く孕んでいます。“普通”という言葉からは詳細な情報を得られず、個人の主観に基づいて想像している部分がとても大きいからです。この研究ではライフスタイル、恋愛の形、その他様々なことが多様化する現代において”普通”とは何なのか、形骸化しつつある”普通”を問い直すことを試みます。
集団音楽活動による知的障がい児の可能性
プロジェクト担当 : 児島桜子
幼い頃から音楽を通じて知的障がい児と関わってきた。彼らの素直な笑顔や明るさが大好きだ。その経験から大好きな知的障がい児が社会参加できるように彼らの不足している環境適応能力とコミュニケーション能力を向上できる方法を模索したいと思った。私の実体験から集団の音楽活動による可能性を感じ、それに焦点をあてた。
研究方法は、既存に障がい者に支援している人に対してのアンケートや参考論文を通じた考察である。