看護ベストプラクティス研究開発・ラボ
プロジェクト担当 : 武田祐子
最善の看護実践(ベストプラクティス)に不可欠である、(1)看護実践の質保証(Quality)を推進する実践研究開発、(2)個別化・最適化した看護実践を現場に浸透・波及(Utility)できる看護リーダーの養成、(3)当事者の価値を尊重する倫理的看護実践の醸成(Explore)、をめざすラボラトリです。この目的のために、<看護実践の質保証研究開発><ベストプラクティス先導ナースのキャリア開発><倫理的看護実践のためのシステム構築>の3つの研究グループを組織化しています。
遺伝性腫瘍患者・家族に対する看護支援の開発に関する研究
プロジェクト担当 : 武田祐子
遺伝性腫瘍は、一般のがんと比較して若い年齢で発症することから、通常のがん対策はあまり有効ではありません。近年では遺伝子検査の活用等により、遺伝性腫瘍の診断が可能となっています。
遺伝性腫瘍患者・家族に対して、適切な医療の活用によるがん死の回避と、QOLに寄与する看護支援を開発し、提供するための基盤を構築することを目標としています。
遺伝サポートグループと看護職との協働方略の構築や、遺伝医療の充実を目指した臨床遺伝看護分野の継続教育プログラムの開発なども行っています。
がん看護実践研究開発
プロジェクト担当 : 矢ヶ崎香
本プロジェクトでは、がん化学療法を受ける乳がん患者に対するself-directed home yoga programmeを開発し、そのプログラムの実行可能性の検討を行った。またヨガコースの種類(強度など)に関する対象者の意向やプログラムの臨床的な効果についても評価した。
高齢者施設における看護・介護職への園芸活動研修プログラムの実践
プロジェクト担当 : 太田喜久子
現在、我が国では認知症高齢者が増加する中、認知症予防のための取り組みが重要視されています。本プロジェクトでは、非薬物療法の一つである園芸活動に着目し、高齢者の認知症予防を含めた健康増進としての園芸活動の可能性を探求しています。我々は園芸活動の認知症ケアへの普及に向けた取り組みを実践しており、ORFでは、高齢者施設における看護・介護職への園芸活動研修プログラムの実践に関する研究成果を紹介します。
がん患者へのマインドフルネスベースの介入
プロジェクト担当 : 朴順禮
がんに対処するための効果的なマインドフルネスベースの介入について紹介いたします。
看護ベストプラクティス研究開発・ラボ わかばの会 ~若手研究者の活動と課題~
プロジェクト担当 : 小林梢
看護ベストプラクティス研究開発・ラボ わかばの会は、様々な専門分野の若手研究者が自分の可能性を見つめて研究能力の向上を目指すために発足しました。様々な専門分野の若手研究者が、若手ならではの柔軟な発想や活気あふれる行動力を基に、創造的に研究に取り組み、これからの看護の未来や大学教育の充実へ貢献したいと考えています。
ORFでは昨年の活動を踏まえ、現在取り組んでいる活動についてご紹介致します。