展示

ブース番号:B09 / B10

徳田・高汐・中澤研究室

出展団体代表者 : 徳田英幸(環境情報学部)

東京ミッドタウン・イーストB1F ホール B09 / B10

実社会ビックデータ利活用のためのシステム統合化技術の研究開発

プロジェクト担当:徳田英幸

大気汚染、路面状況、交通量、人の流れなど実社会データをセンシングする大量のハードセンサ群と、ソーシャルメディアや大量のウェブページ等を仮想的にセンサ化したソフトセンサ群から得られる多様なデータストリームを対象とし、それらをリアルタイムに管理、選択的統合、解析、可視化する実社会ビッグデータ連携プラットフォームを構築します。その上で、住民・行政・非営利組織等の人を支援するSmartCityAppsや、街で起きているイベントや特定空間の状態を検知・予測するアプリを構築し、実社会の問題解決をめざします。

ClouT: スマートシティにおける市民の影響力を拡張する Cloud of Things 基盤技術

プロジェクト担当:徳田英幸

都市は、エネルギー管理の効率化、経済成長と開発、生活の質と安心安全など、多様な問題に直面しています。ClouTはインターネットに接続する人・モノ・サービスをIoT技術とクラウドコンピューティングを融合した情報基盤で、効率的な協調プラットフォームを実現しています。あらゆる人・モノ・サービスから得られる情報を活用し、都市をよりスマートにする事が本研究の目的です。本研究プロジェクトは欧州と日本の複数の研究機関・4つの都市(Santander、Genova、藤沢市、三鷹市)と共同して実施されています。

SODA: オープン・スマートシティを実現するソーシャル・ビッグデータ利活用・還流基盤

プロジェクト担当:徳田英幸

多種多様なセンサ等が生成する膨大なデータを、多数のサービスが同時に消費するソーシャル・ビッグデータ環境において、データをオープンな通信プロトコルで流通させ、データの融合や保護、増幅に加えて未来推定や学習分析等の計算処理を複合適用して高度な解析・統合を可能とし、かつ、データそのものの品質、時間、および空間を指定して実空間事象の高度な再現と未来事象の可視化を可能とする、ソーシャル・ビッグデータ利活用・還流基盤を構築し、様々なサービスによりリアルタイム都市マネジメントを実現します。

クラウドシステムのためのディペンダビリティ管理手法に関する研究

プロジェクト担当:中澤仁

クラウドシステムは多数のサーバやネットワーク機器、ディスクアレイ等によって構成される複雑なシステムであり、それに多種多様なステークホルダが依存して様々なサービス提供を行います。本研究では、クラウドシステムのディペンダビリティ要件について、ゴール設定と細分化を行い、その証明に必要となるエビデンスを決定した上で、それらをD-Caseとして記述し実行可能とします。

スマートシティにおけるソーシャルイベントの検出と分類

プロジェクト担当:中澤仁

都市への人口集中とともに、都市内で発生する多様な出来事(イベント)を認識し、多様なサービス(ナビゲーション・推薦・効率化)の構築が求められています。本研究では、ソーシャル・ネットワークに投稿された多様な種類のデータとソーシャルグラフを解析することで、イベントの検出および分類を可能とするシステムを構築します。また、検知・分類されたイベントを可視化するユーザインタフェースを構築し、本研究の有用性を検証します。

プレイスサービス基盤と情報循環基盤の連携技術:こころの声

プロジェクト担当:中澤仁

このプロジェクトでは、端末からの発信情報を局所的に循環させる情報循環基盤からの情報に基づき、端末に対しコンテキスト毎に纏められたアプリケーション群を配信できるプレイスサービス基盤を駆動して、積極的に端末利用者へ働きかけ、行動変容を促すことを可能とするシステム(両基盤間のIFを含む)を開発し、より柔軟でユーザセントリックなサービス基盤の実現を目指しています。

AwareCar

プロジェクト担当:中澤仁

本プロジェクトでは、2020年を対象とした未来予想を立て、この時代におけるセンサの役割および出現するニーズを特定し、それらのニーズに応えるためのサービスの具体化を行っています。またサービスを具体化したアプリケーションを試作し、実車両を使った実験を実施しています。本発表では、車内・周辺の環境情報を認識し、より人間に近づいた自動運転を実現するAwareCar技術について紹介します。

IoE環境におけるユニバーサル発見とThingsの検索のための分散ミドルウェアシステム

プロジェクト担当:徳田英幸

本研究では、IoE環境において、アプリケーションやThings間で行われるグローバルスケールのコミュニケーションを実現するための分散ミドルウェアシステムを研究開発します。

Thingsは、物理空間とサイバー空間を結ぶセンサーやアクチュエータやそれらのデータを処理するプロセッサなど、人、モノ、データ、プロセスを含みます。
本ミドルウェアでは、SOX(Sensor over XMPP)プロトコルを使って実証実験を実施しています。

T-ras: コミュニケーション拡張のためのテレビ番組推奨・共有システム

プロジェクト担当:大瀬花恵

人々のコミュニケーションにおいて「共有の話題」は重要です。しかし、最近、メディアの多様化によって情報が個々人の興味ごとに細分化し、共通の話題を作りにくくなりました。そこで、本研究はユーザーの興味を抽出し、Twitter上で放送前に盛り上がっている番組の中からユーザーに合った番組を推奨します。また、興味の似たユーザーが視聴する番組も推奨することにより、テレビ番組を共通の話題としてオンラインで共有できるアプリケーションを提供します。

変形する多面体

プロジェクト担当:野崎大幹

近年、従来の硬いボディを持つロボットに対して柔軟なボディを持つ「ソフトロボティクス」という新しい研究分野が台頭しつつあります。身体的自由度の高いボディにより、生物の動きを模倣することを目指しています。しかしながら、汎用的なハードウェア設計の研究が大きく進んでいるのに対して、それらをどのようにコントロールするかというソフトウェア設計の議論はあまり進んでいません。本研究では、3Dプリンタを用いた変形する多面体を一例として提案し、どのような振る舞いを与えればいいかを考察します。

情報空間と実空間におけるインタラクション手法の提案

プロジェクト担当:山田駿

情報技術の発展により、センサなどから収集されたデータは情報空間に留まるだけでなく、それらの値に応じて物理的に動作し、実空間に対して還元することが可能となりました。しかし、人の行動や、ニーズは状況に応じて大きく変化するため、情報空間にあるデータを状況に沿った適切な形で還元することは未だに困難です。本研究では、様々なセンサから取得したデータを解析し、実空間のコンテキストやニーズを理解することで実空間における適切な還元を行うための新しいインタラクション手法を提案します。

アドホックマイクロホンアレイを利用した同室感の拡張

プロジェクト担当:板橋孝典

遠隔地の人とその場で対面している様な臨場感を提供する技術であるテレプレゼンスシステムにおいて、使用者同士の存在を知覚するために同室感は重要な要素となります。しかし、現在普及しているものは、スクリーンを介した会話や、平面的な音響のため十分な同室感を得ることが困難です。本研究では、人の存在感を得る上で大きな役割を担っている音に着目し、その中でも3次元的な音の情報を表現するために音源の位置と、誰と話しているかを感じるために必要な会話の方向性の2つに焦点をおいた新しいテレプレゼンスシステムを提案します。

センサネットワークにおけるロストデータの内挿

プロジェクト担当:池田貴匡

近年、気温や湿度などのような生の数値以外のコンテキストも、センサデータとして認識されています。例えば離れた場所の駐車場に空きスペースがあるかどうかなどがその一例です。一方センサネットワークにおいてセンサのデータロスとその予測はすでに多く研究されています。しかし既存研究は気温などのように自然の中で地理的時間的に近いデータが近い数値を取ることを前提としています。本研究では、上記の駐車場の空きスペースの検知のような、人間が関わって生じる不規則なデータを対象にロストデータの予測補完を行います。

機械学習による料理レシピ自動生成

プロジェクト担当:大戸浩司

近年、Webを利用して料理を検索する人が増加しています。日本最大の料理レシピサイト「クックパッド」では、213万ものレシピが投稿されており、料理名・食材名や目的・用途に合わせたレシピの検索など便利な検索機能が実装されています。しかしながら、材料の組み合わせ次第では、検索結果に該当するレシピが存在しない場合があります。本研究では、クックパッドが公開しているレシピデータから特徴量を抽出し、機械学習を行い、入力された材料名やキーワードを元にレシピの自動生成を行うアプリケーションの提案と開発を行います。
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