展示

ブース番号:B04

田中浩也研究室

出展団体代表者 : 田中浩也(環境情報学部)

東京ミッドタウン・イーストB1F ホール B04

看護×Fab - デジタルファブリケーションが拓く新しいケア

プロジェクト担当:若杉亮介

3Dプリンターをはじめとするデジタルファブリケーション環境を看護に応用することで、患者の身体的特徴や生活環境にフィットした用具が作成できるようになります。看護xFabの取り組みで、看護師・医師・理学療法士・作業療法士などのケアスタッフと患者が協力して用具を作成し、多くの人たちにシェアしていくというコラボレーションを実現することを目指しています。

マテリアル

プロジェクト担当:清水友浩

本プロジェクトでは、デジタルファブリケーションで扱うことのできる素材の多様化、並びにデジタルファブリケーション技術を用いて材料特性を活かした作品制作に取り組んでいます。近年、3Dプリンタによって扱うことのできる材料は多様化し、3Dプリンタでつくり出すことのできるものの可能性が広がっています。新素材を対象とした工作機械の開発や素材特性を活かしたものづくりの実践を通じ、その可能性の検討を行っています。

FABrick − 「積み」によるデジタルファブリケーション

プロジェクト担当:関島慶太

3Dプリンタは、層を積み重ねて造形を行う加算的な性質からAdditive Manufacturingと呼ばれていますが、例えばレンガのようなブロックを「積む」という行為も、同じく加算的な造形方法であると言えます。3Dプリンタのような層と層の接着による連続的な造形ではなく、ブロックを積むことによる離散的な造形により、造形後の形の修正が自由に可能となります。本プロジェクトでは、様々な大きさのブロックをデジタルな制御によって積み重ねることで、再構成可能な三次元の造形を行う技術について研究しています。

編み・縫いのデジタルファブリケーション

プロジェクト担当:對馬尚

デジタルな世界とフィジカルな世界が近づき、ものづくりの手法が拡張されてゆく中で、糸や柔らかい素材を使った手芸の分野にデジタルファブリケーションのアプローチをとることは、たくさんの可能性を持っています。編み物は糸のループを絡めて形をつくりますが、そのループは数えることができ計算ができます。縫い物や刺繍ができるミシンは、糸の絡まり方を戦略的に制御して解けにくい形状を保ちます。本研究では糸の絡まりや結び、布の伸び縮みをデジタルに計算し制御することで、今までに見たことのない素材のものづくりを提案します。

3Dプリント技術とその先進的活用方法についての研究

プロジェクト担当:福田香子

様々な分野に3Dプリンタ技術が発展する中、建築のような大型のものへの応用も進んでいます。 我々の研究室でも、企業との共同開発から生まれた、高さ2.3mの建築スケール3Dプリンタを用いた、大型のスケールでの試作を行っています。 そこでは、3Dプリンタにしか造形することのできない形状をモジュールとして、新しい建築のあり方について研究・提案を行っています。

デジタルファブリケーションを通じた学び

プロジェクト担当:淺野義弘

デジタルファブリケーションの普及は、単なる生産技術としての機械の開放に留まらず、ものづくりを通じた学びや新たなコミュニティの出現をもたらしてきました。これがひとつのきっかけとなり、今までの固定的な場所や制度に限定されない、新しい学びと実践の場が生まれつつあります。本プロジェクトでは、デジタルファブリケーションをものづくりのリテラシーや実践的なスキル・思考法を学ぶ方法のひとつと捉え、各種教材や学びを創発する装置の開発などを通じ、その可能性の検討と実践例の調査を行っています。
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