法律はみんなのためのルールなのに、みんなが読めるようには書かれていません。それをみんなが読めるようにしよう、という一見単純な取組みは、実は今まで誰も挑戦してきませんでした。不要だからでしょうか。不可能だからでしょうか。 山崎は自身のいじめ被害経験から、法知識はいじめ被害者の自己防衛手段になり得ると考えました。そして2014年、「こども六法」はSFCでその産声をあげたのです。それから5年の時を経て出版が実現した本書の特徴と意義、そして何故この本がSFCで誕生しえたのかを検討します。