明治初期、日本における”お菓子”の歴史が最も変化したときです。それまで日本になかった食材・調理方法が西洋から流入したことによって、当時の”菓子”から区別するため”洋菓子”という言葉が作られました。この洋菓子の歴史を紐解いていくと、大きな貢献をした人が浮き彫りになります、福澤諭吉先生です。私はSFCで菓子を研究したくて、14歳から取り組みを続けてきました。福澤先生の生きた時代に食べられていた洋菓子とはどういうものだったのでしょうか。復刻制作の過程とともに、“食”の歴史を紐解いていきたいと思います。