村井研究室・研究グループArchでは、特定のテーマにとらわれず、学生がしたい研究をアーキテクチャという枠組みのもと、日々研究しています。 Archによる展示では、IPを使ったオーディオ伝送、RDMAを用いた遠隔からのLinuxマシンの監視など、問題解決のために適切なレイヤーにおける適切な手法を選択し、研究を行なっています。 ORFでは、日々の研究の成果の展示を行います。
従来のアナログオーディオ伝送は、ノイズの影響を受け音質が劣化するなどの問題がありました。近年、業務用オーディオ機器で普及が進む伝送方式にIPオーディオ伝送があります。IPオーディオ伝送は、インターネットで使われているプロトコルであるIPを利用したデジタル伝送です。1本のケーブルで長距離や多チャンネルの送受信ができ、複数のケーブルを用いた冗長化構成をとることも可能です。本研究では、次世代のIPオーディオ伝送の技術標準AES67を用いたオーディオ機器の活用法を模索します。