同ラボは2013年の設立以来、それまでのSFCのイスラーム研究にて蓄積された知見を社会に還元すべく、「ムスリムとの共生社会」をテーマに、様々な研究活動を継続してきました。全国のモスク関係者を集め、共生上の課題や解決の方向性を議論して共同声明文を発表する「全国ムスリムミーティング」や、日本社会における共生モデル構築を目標に、ムスリム接遇人材育成のために神奈川県内の事業者に対して行う「ムスリム観光客おもてなし研修会」などです。本展示では日頃の研究成果を報告し、来場者との意見交換を行いたいと思います。
日本全国の主要なモスクの関係者や、その他のムスリムコミュニティで活動している人々を慶應義塾大学に集め、共生上の課題とその解決の方向性について議論し、共同声明文を発表するプロジェクトで、2015年から計4回実施しています。これまでのテーマは、「ムスリムコミュニティ」(2015年8月)、「ハラール」(2016年8月)、「ムスリム中高生に対するイスラーム教育」(2017年2月)、「ダアワ(信仰の呼びかけ)」(2017年8月)です。
本プロジェクトでは、在日・訪日ムスリムが対象の様々な情報発信を行っています。野中葉研究室の学部生を中心に、ラボと協働で、現在主に4つのプロジェクトが進行中です。①Halal Guide Tokyo:レストラン検索ウェブアプリの開発、②Welcome Muslim Friends:在日・訪日ムスリム向け情報発信サイトの管理(フォロワー400人突破)、③Musli-Map Tokyo:ムスリム向け都内観光ガイドブック製作と調査、④ムスリム向けの日本文化紹介YouTubeチャンネルの運営。
https://nonakalab.sfc.keio.ac.jp/homepage/friday/friday.html