A48

厳網林研究室

出展団体代表者 : 厳網林(環境情報学部)
    • 東京ミッドタウン・イーストB1Fホール
  • A48

拡張現実によるリアルタイム地形3Dシミュレーション

プロジェクト担当 : 厳網林フリーウエアのSandboxシステムでは、手元の地形模型をリアルタイムに取り込み、即座に生成した標高データを模型に投影することができます。地理教育や防災教育、まちづくりなど幅広い場面での応用が期待されています。将来、標高にとどまらず、人工物や環境データも感知・投影し、リアルタイムに仮想空間と現実空間を融合した3D-GISへ発展していきます。厳網林研究室では、Sandboxを用いた地域課題の表現、様々なプロジェクトへの応用を行います。
【共同研究:アドソル日進株式会社】

災害廃棄物の視点から考える事前復興計画の作成支援

プロジェクト担当 : 岸本慧大災害からの復興は、人命救助や都市計画だけではありません。建物のがれきを中心とした災害廃棄物を迅速に処理しなければ、交通の復興や生活の再建は遅れてしまいます。事前復興計画としての災害廃棄物の減量や処理迅速化のための計画がなされるよう、研究成果が待たれています。厳網林研究室では、将来発生が想定されている南海トラフ地震を事例に、災害廃棄物の空き家の解体を通した減量、廃棄物を仮置きする土地の地理的選定モデル、処理施設の立地と処理可能量の分析を行い、提案しています。

地域特性を考慮した買い物難民問題と対策

プロジェクト担当 : 針沢愛友美近年、日本では高齢者の増加、食料品店の減少などの様々な理由から高齢者が日常的な食料品の購入に不便や苦労をする「買い物難民」と呼ばれる問題が顕在化しています。そして、買い物難民問題は地方だけでなく、都市部も含めた日本全国で起こりうる問題でもあります。厳網林研究室では地域特性の異なる複数地域を対象に、地理情報システムを用いた現状分析やフィールドワークなどを通して、問題の実態を検証し、総合的な対策方法を研究しています。

南海巨大地震に備えるための事前復興まちづくり

プロジェクト担当 : 中山俊東日本大震災の教訓として、事前の想定や対策の不足による復興の大幅な遅れが挙げられます。復興の遅れは被災地から離れて都市部での生活を決意する人を増加させ、高齢者の自宅再建をあきらめさせました。そういった反省から、南海トラフ巨大地震への備えとして、事前復興計画を策定することが求められています。本研究では高知市黒潮町を対象に、被災後に住民の考えが変化することを想定し、被災後に利用できる事前復興都市計画を住民、行政、コンサルなどと共創することを目的としています。

郊外大学バス待ち列

プロジェクト担当 : 司隆SFCを含めた日本の郊外大学キャンパスでは、学生を運ぶ輸送力の不足が顕在化してきています。SFCでは中高との兼ね合いでバスの輸送容量が1限開始までに運ぶべき輸送人員より下回っている場合が週3回ほどもありました。これには郊外大学でも起こっているマスプロ化、大学生の車離れ、地域交通の衰退など複雑な要因が組み合わさっています。郊外キャンパスの学生輸送という目線からこの問題を捉えることにより、各大学のルールの共通・相違点を見つけます。それを用いSFCや他大学で輸送に関しての改善を行なっていきます。

その他の展示 Other Exhibition